せいの内科・内視鏡クリニック|横浜市港南区・上永谷|大腸ポリープ

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大腸ポリープ

大腸ポリープとは

大腸ポリープとは

大腸ポリープとは、大腸粘膜の一部が隆起した病変で、直腸およびS状結腸に多く見られます。大きさは数ミリ~3センチ程度です。

大腸ポリープの種類

大腸ポリープは、組織タイプの違いから大きく「腫瘍」と「腫瘍以外のポリープ」の2つに分けられます。
腫瘍は小さなうちはほとんどが良性で腺腫と呼ばれます。しかし、大きくなるとともに部分的に小さながん(=悪性腫瘍)が生じることも少なくありません。これが腺腫内がんです。このように腺腫の一部は放っておくとがんになることがあり、そのため前がん病変とも呼ばれます。腺腫は環境要因と遺伝要因が影響し合って起こると考えられており、環境要因としては食習慣が特に重要で、高脂肪・低繊維食がリスク因子とみられています。大腸ポリープの8割は腫瘍性といわれています。腫瘍以外のポリープには、小児に多い若年性ポリープ、高齢者に多い過形成性ポリープ、腸炎後にみられる炎症性ポリープなどがありますが、いずれも良性で、がん化することはほとんどありません。ちなみにある研究によると、5mm以下の大腸ポリープではがんの確率は0.6%、5-9mmでは7%、10-19mmでは24.6%、20mm以上では35.8%とされています。

ポリープの症状

ポリープの症状としては、小さなポリープでは大部分が無症状ですが、大きなものでは便への血液の付着や便潜血が起こってきます。

ポリープの診断

診断にあたっては主に大腸内視鏡検査が行われ、ポリープの有無を確認し、見つかった場合はその大きさ・形状・色調などを観察します。精確なポリープの性状診断は一部を採取し顕微鏡を用いた病理組織学的検査によって行われますが、機器の進歩により表面の微細構造をルーペのように拡大観察してその場での判断も可能となってきています。

ポリープの治療

ポリープの治療としては、腫瘍性の場合は内視鏡を使って切除します。非腫瘍性ではがん化することがほとんど無いので、積極的に切除することはありません。ただし、有茎性で大きなポリープは出血や腸重積(腸の一部が、同じ腸の中に潜り込んでしまう疾患)を引き起こす可能性があるため、内視鏡による切除を行います。

ポリープ切除について

内視鏡を用いれば、開腹すること無くポリープ切除が行えます。大きさや形によっては入院治療が必要な場合もあり、その際は適切な施設をご紹介しています。

ポリープ切除の実際

注射器を使ってポリープの下に生理食塩水を注入して盛り上げた後、ワイヤー(スネア)を投げ縄のように引っ掛けて電気を流しつつ焼き切る方法(EMR)、また電気を流さず締め込んで切る方法(コールドポリペクトミー)などがあります。
切除したポリープは回収して病理組織検査を行い、精確な良性・悪性の判断をします。

ポリープ切除後の注意点

ポリープ切除は検査ではなく、手術に相当します。そのため、ポリープ切除後はケースに応じた生活上の制限(食事、運動、入浴、アルコールなど)が生じてきますので、必ず医師の指示に従ってください。
また、腹痛、吐き気、発熱、黒色便、肛門からの出血などが見られた際は、至急医師にご連絡ください。

クリニック概要

医院名
医療法人 MCS
せいの内科・内視鏡クリニック
診療内容
内科、消化器内科
住 所
〒233-0013
横浜市港南区丸山台1-5-7 上永谷医療ビル4F
最寄駅
横浜市営地下鉄 (ブルーライン)上永谷駅 徒歩2分
電 話
045-844-8000
休診日
火曜・日曜・祝日

ビル1階に5台分の共用無料駐車場があります

診療時間

診療時間 日・祝
09:00~12:00
14:00~16:30
(内視鏡検査)
16:30~18:00

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